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Been There! Tin Tin Museum, Belgium

Surprised? Today's story about Tin Tin Museum in Belgium is written in Japanese. 


Tin Tin Museum, Belgium

小学生の頃、”タンタンの冒険”をNHK衛星アニメ劇場で毎週とても楽しみにしていた。オープニングテーマが始まると(私もタンタンと一緒に橋から飛び降りている気持ちになって)原作者エルジェの世界に引き込まれ、母親にご飯を呼ばれても、聞こえないくらいテレビの画面に集中していた。アニメシリーズが最終回を迎えると、原作の本を丸善の外国語書籍売り場で買ってもらった。ハドック船長が私の英語の先生でもあった。今でも、お気に入りのぬいぐるみをミルー(フランス語でスノーウィー)と名づけている。

エルジェみたいに、漫画よりも映画みたいなカートゥーンが描きたくて、”ナオナオの冒険”と真似して落書きしてみたり、小さい頃の授業中は、いつもタンタンのテーマソングが流れていた。シンプルな絵でも躍動感があるエルジェの絵にあこがれて、スノーウィーを描く練習もした。何よりも、ビーカー教授がサメの潜水艦を発明したり、月旅行の先で、デュポン、デュボン刑事の髪の毛が突然カラフルに長くなったりする、奇想天外なストーリーが大好きだった。


エルジェの故郷がベルギーということを知ってから、私も、いつかベルギーへ旅行して、タンタンミュージアムへ行くぞと決めて、ついに夢がかなった。(ベルギーの入国審査で12歳の頃からの夢だったんだよと言ったら、とても喜んでウエルカムしてくれた。)

タンタンミュージアムはベルギー中央駅から電車に乗って約50分くらいにある。インターネットで電車を予約したり、週末券を購入すると、電車賃はとても節約できる。窓から見える景色は、のどかで、閑静な住宅街や素敵なお庭が見えた。車掌さんも親切で、電車内の治安は特に悪くない。Louvain-la-Neuve駅のキャンパスシティーで下車をすると、周りには、おどろくほど本当に何もなく、乗客もまだらだ。

入り口が工事中で、一見、休館中のように見えるタンタンミュージアムだったが、細い入り口から中に入ると、まるでタンタンのアートに紛れ込んだような気持ちになれる。荷物とカメラを預けて、案内係の人からアイポッドとイヤフォンをもらい、美術館をまわる。館内ではカメラビデオ撮影は禁止である。


最初のコーナーは、エルジェの家族、初期の仕事がテーマでだ。デュポン、デュボンは、エルジェの双子のおじ様達がモデルになっていたり(黒い帽子にステッキを本当に持っている写真がある)エルジェが若い頃、ポスター会社で働いていたときの作品が並んでいたり興味深い。次のコーナーは、エルジェのカートゥーンが、シンプルな白黒の新聞の4コマ系漫画から、フルカラーの細かい背景、多数のキャラクター、世界中を魅了するアート&ストーリーへどう発展されたかが説明されている。


初期のころから、エルジェのカートゥーンは、アートのような、映画のような感じである。美術館でも、エルジェがどう”間”を映画の1コマのように、無駄なくうまく表現したかという説明がある。例えば、夕立が降ってやむ時間をあらわすのに、街に雨が降っている、公衆電話を待つタンタンとスノーウィーが出てくる、二人ともびしょびしょになる、雨上がりにチワワを持った裕福な女性が電話ボックスからでてきて、”フィフィちゃん濡れなくて良かったわね”みたいな独り言を言う。タンタンとスノーウィーがしかめ面をするなどだ。美術館ではその”間”の使い方を、原画の間近で観察できた。エルジェのような”間”の描き方を、現代アート詩に取り入れてみようと思う。次の詩と挿絵作りがとても楽しみだ。


また、タンタン美術館にあるレストランは、とても親切でおいしかった。ベルギーの人はフランス語が母国語なため、英語をしっかりと話せる人がわりと少ない印象を受けた。私も、フランス語は”メルシー”ぐらいしかわからないので、ウエイターさんが、英語でお料理の説明をしてくれる心遣いがとてもありがたかった。ちなみにレストランでは、サーモンのサラダとハンバーガーをいただいた。大きなチョコレートのクロワッサンもいただき、ひとつじゃなくて、みっくらい食べたくなるぐらいおいしかった。

12歳の頃からの夢を達成して、うれしくもあり、ブルーでもある。これから先、こんなに大ファンになって、原作者の母国まで旅行に行きたくなるぐらいのアートにめぐり合えるだろうか。。。私のことだから、しばらくしたらブールーな気持ちもすっかり忘れて、突拍子もなくエジプトへ行こうとか、ショパンを聞きにポーランドへ行こうとか思いつき、無責任に言い出すのだろうけど。



タンタンミュージアム行き方:クリック


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