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小澤征爾さんと、音楽について話をする by Haruki Murakami


I read interviews by Seiji Ozawa and Haruki Murakami in Japanese. This book is the best of all Murakami's books. 



文章と音楽との関係

村上:
小説を書いていると、だんだん自然に耳がよくなってくるんじゃないかな。逆の言い方をすると、音楽的な耳を持っていないと、文章ってうまくかけないんです。だから音楽を聴くことで文章がよくなり、文章をよくしていくとこで、音楽がうまく聞けるようになってくるということはあると思うんです。

僕は文章を書く方法というか、書き方みたいなのは誰にも教わらなかったし、とくに勉強もしていません。で、何から書き方を学んだかというと、音楽から学んだんです。それで、いちばん何が大事かっていうと、リズムですよね。文章にリズムがないと、そんなもの誰も読まないんです。。。

小澤:
文章のリズムというのは、僕らがその文章をよむときに、読んでいて感じるリズムということですか?

村上:
そうです。言葉の組み合わせ、センテンスの組み合わせ、パラグラフの組み合わせ、硬軟、軽重の組み合わせ、均衡と不均衡の組み合わせ、句読点の組み合わせ、トーンの組み合わせによってリズムが出てきます。ポリリズムと言っていいかもしれない。音楽と同じです。耳が良くないと、これができなんです。できる人はできるし、できない人にはできません。。。音楽を作るのと同じ要領で文章を書いていきます。。。

夏目漱石の文章はとても音楽的だと思います。すらすらと読めますね。今読んでも素晴らしい文章です。あの人の場合は西洋音楽というよりは、江戸時代の“語りもの”的なものの影響が大きいような気がしますが、でも耳はとっても良い人だと思います。。。

小澤:
あの人は英語の先生をしていたんですよね。

村上:
そう言う意味でも耳は良かったかもしれません。日本的なものとがうまく組み合わさっていたかもしれない。

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